公益社団法人 日本南画院の歩み

南画(南宗画)は、唐(中国)の王維に始まるとされます。わが国には江戸時代にもたらされ、精神性をより重視しつつ、大雅、蕪村、玉堂、木米、米山人、文晁、崋山、竹田等により日本独自の南画の基礎が築かれました。

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明治に入り、田能村直入、幸野棋嶺により明治十四年京都府画学校が設立され、直入自ら校長となりました。続いて明治29年、東京に於いて児玉果亭、野口小蘋、小室翠雲、松林桂月により日本南画会が京都に於いて直入、鐵斉によって日本南画協会が設立されました。やがて大正10年、三井飯山、河野秋邨、小室翠雲、池田桂仙、水田竹圃、矢野橋村等により最初の日本南画院が創立され、全国の南画家が結集、発表と研究の場を持つことが出来ました。

戦中戦後、南画家の作品発表の場は多くありませんでしたが、昭和35年(1960)5月20日京都に於いて、文化勲章を受章した松林桂月、芸術院賞を受賞した矢野橋村、創立理事長となった河野秋邨を中心として社団法人日本南画院が結成されました。

2010年(平成22年)内閣府認定のもと6月1日、公益社団法人化し、さらに公益性のある団体として更なる発展を期しております。 その間会長は松林桂月、矢野橋村 河野秋邨、河口楽土、直原玉青、町田泰宣と継承され、理事長も河野秋邨、直原玉青、池武、渡辺悟仙、町田泰宣、潮見冲天、堀江春美、と引き継がれ、現在に至っています。 百年近い歴史を通し、日本南画院は手法的にも日本風土並びに世界各国の風土の中により多くの素材を求めながら東洋美術の精粋と言われる水墨画、墨彩画の研究に努力致しております。

百年の歩み確かな足あと

イメージ 董其昌
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